釣に行く口実2(魚の流通)
ほとんどの魚は、漁師さんが漁をし、水揚げされた漁港から漁協などの出荷団体や仲買人を経て卸売り市場に集まります。
有名なのは築地、黒門などです。
そこで大量の魚を集める卸売り業者が、セリなどで仲卸業者等に売るのです。
仲卸業者や売買参加者は、小分けにしたり加工をしたりして市場の店舗で買出しに来た小売業者や飲食店などに売ります。
そして、さらに小分けされ、魚屋やスーパーの店先に並んだり、飲食店でメニューとしてわれわれに提示されるのです。
最近は小さな漁協が市場を作り、都市部へ出荷できない小魚などを中心に商品として売ったり観光客のためにセリを見学させ、特売会などをするようなところも増えています。
こうした数多い過程を経てわれわれの口に入ってくる魚なので、鮮度はおち、価格は上がっていくということになります。
浜値と小売値はかなりの差になることは想像に難くないですね。
そして、魚を選ぶときに大切なのは目利きといわれる力です。
当然、流通業者に要求されているのも目利きという熟練した技術ですが経験から培われた力とも言えるでしょう。
この魚を買う時のコツのようなものはまた別の機会にするとして、私たち釣り人は、いわばまだ生きている魚を相手にしていますから、生きのいい状態の魚がどんなものかよくわかっていますし、それをおいしく食べるための手段もだんだん身についています。
釣り上げた魚を何もしないままそのままの状態でクーラーに入れて帰ったものと、ちゃんと〆て血抜きまでして帰ったものの状態の差を目の当たりにしているわけです。
ですから、生きている状態に一番近い魚を基準に魚をみるということから、目利きはできるのです。
ただ、たくさんの種類を見ているわけではありませんから、できるだけこれからも新しいジャンルの釣り、新しい魚をターゲットとした釣りに行きたいと考えるわけです。