浮子釣り考5(メバル)
もう一つのエビ撒き釣りの代表といえばメバル釣りでしょう。
メバルはメバルの船釣りのメバルの習性でも触れられているとおり、夜行性の魚で昼は岩陰やテトラや藻場に潜み仮眠している魚です。
こいつを起し、誘い出して釣ろうというのがメバルのエビ撒き釣りです。
群のすべてが居眠りしているわけではなく、10?20匹の群れの中に一匹、見張り役のメバルが起きていて、外敵やエサの群れを発見したら、みんなに知らせる仕組みになっているそうです。
メバルの活性に周期性があるように感じられるのは、メバルの群れが小さなグループの集まりでできていて次々と活性化するからだそうです。
エビをエサにするのは夜間でも有効ではありますがやはり昼間の万能エサといえるでしょう。
ブツエビを少量ずつ撒くことによってメバルを競そわせ、だんだんとねぐらから引っ張り出してい釣りです。
ブツエビはシラサエビが水平方向へ移動する習性に反し、水中へ潜っていく習性を持っていますのでメバルの食い気を高めてくれます。
ただ、付け餌には小さすぎるのでシラサエビを付け餌にすることもあります。
メバルが浮き上がってくれば、撒き餌をシラサエビにしても大丈夫です。
メバルのポイントは藻場がある岩場かテトラポット。
ポイントを決めたら藻場から少し離れたところに釣り場を作るつもりで数杯エビを撒きます。
ハネのエビ撒きと異なり最初にメバルを浮かしたら後は食いが止まるまではあまりエサを撒かないのがポイントです。
エビの量が多いとメバルは競わずに満腹し、付け餌も目立たなくなるので注意が必要です。
一般的にメバルは、あまり泳ぎ回ることはなく、一ヶ所にとどまってエサがくるのを待ち受けています。
ですから潮の流れを読むこと、また、メバルがいるであろう場所を想定することが必要です。
仕掛けを投入しても、ウキが一定の場所から動かない場合、そこにメバルがいなければ釣ることができません。
点ではなく線で釣ること、それもただ流すだけでなく、タナを替えたり誘いを入れたりと工夫することが大切です。
あたりがあればその場所の前後を釣るのが一番確実ですから、その場を見つけたら、撒き餌を加減しながら、浮子を投入します。
ただ漫然と流すだけでなく、浮子をとめたり、ひいたりと誘いをかける感覚で釣ったほうがいいでしょう。
ウキは遊動よりも固定の方が釣りやすいかもしれません。ラインを引くことでエサが上下に踊って誘いの効果が出やすくなります。
エビのつけ方はハネ釣のときと同じように頬掛けか尾掛けにします。
誘ったときにエビが自分でも動くように、弱らないようにつけます。
鈎全体を通すような刺し方をするとエビがすぐ弱り、死んでしまいます。
エビの場合、口の大きさに対してエサが小さいので、一気に飲み込むようなヒットが増えます。
そしてこうしたあたりの場合は型が小さなメバルが多いように思えるかもしれません。
よくこの場所には小さなメバルしかいないと言われることがありますが、それは小さいアタリに合わせていないからです。
ブルブルとした明快なアタリはほとんどの場合、中・小型のメバルです。
良型のアタリは大きくなく、ハネと同じような浮子を少し押さえ込むようなあたりであったり、仕掛けが底にもたれたようなあたりであったりすることが多いです。
見逃しがちな小さなアタリを合わせることで良型をゲットするチャンスが増えます。
前あたりで合わせることができれば一気に釣果は上がるのですが、前あたりはいつ出るか予想ができないものです。
前あたりで身構えて、本あたりで早合わせをするつもりで釣ってみましょう。